【企業分析】ゲイツのマイクロソフト(MSFT)

2018-12-03

マイクロソフトのラップトップコンピューター

【はじめに】

マイクロソフト(MSFT)を分析してみました。言わずとしれたWindowsを武器に世界を牛耳るIT企業です。かつては抱き合わせ販売を武器に、世の老人達から「Windows PC」という負の遺産を用いて金を巻き上げました。ここ最近ではクラウド事業にシフトしてきて復活を遂げつつあります。先日は、アマゾンを抜き時価総額トップに返り咲きました。今ではWindowsやOfficeのない環境は考えられません。ゲイツのもたらした革命は世界を変えました。今になってもゲイツは侮れません。今後もITをリードしていくことでしょう。Windowsは麻薬のようなものです。もはやMicrosoftのない世界は考えられないでしょう。

【Microsoft(MSFT)マイクロソフトの基礎的データ】

会社名マイクロソフト
ティッカーMSFT
セクターIT
創業1975年
上場取引所NASDAQ GS
上場年1986年
決算期6月
配当支払い月3月・6月・9月・12月
連続増配年数14年
S&P格付けAAA
従業員数131,000人

【Microsoft(MSFT)マイクロソフトの株価(1993年~2018年)】

マイクロソフトの株価

さっそくMicrosoft(MSFT)マイクロソフトの株価を見てみましょう。2000年のITバブル以降は低迷気味でしたが、ここ数年で急上昇が見られます。クラウド事業に舵を切ったことが功を奏したのでしょう。安定的に収益を稼げるセグメントがあるのは良いことです。Azureが絶好調で稼ぎ頭に成長しつつあります。Windowsに頼ることを脱却し、今後のITを考えると稼ぎ頭になること間違いないセグメントですね。

Microsoft(MSFT)vs   S&P500 vs NASDAQ(1993年~2018年)

マイクロソフト VS S&P500 VS NASDAQ
  • 青:Mcrosoft
  • 黄:NASDAQ
  • ピ:S&P500

NASDAQとS&P500を圧倒しています。特に2015年頃からは勢いを増して急上昇していますね。勢いは今後も衰えることはないでしょう。株価がもし大暴落したときは全力で買いに走りましょう。

【Microsoft(MSFT)マイクロソフトの売上】

マイクロソフトの売上

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まずは売上を見ていきたいと思います。緩やかですが確実に売上を伸ばしています。今後も継続的に売上更新を期待します。WindowsやOffice、サーバー製品など、特に企業から安定的に搾取できる商品を持っているのがMicrosoftの強みです。搾取相手は日本だけにとどまらず、PCを使う世界中の人たちから金をむしり取れる構造を築き上げたゲイツは称賛されるべきでしょう。

【Microsoft(MSFT)マイクロソフトのEPSと配当金額】

マイクロソフトのEPSと配当金額

Microsoftも他のIT企業同様、以前は配当金を出していませんでした。配当を払い出したのは10年ほど前からでしょうか。これからはどんどん株主へ還元してもらいたいと思います。配当金は毎年着実に伸ばしてきていますね。もっと配当金額を上げてもらいたいですね。

EPSはまばらですね。

【Microsoft(MSFT)マイクロソフトの配当性向】

マイクロソフトの配当性向

配当性向は直近では100%を超えています。まだまだ余裕がありますから、どんどんと配当を出してもらいたいと思います。

【Microsoft(MSFT)マイクロソフトの営業利益・純利益・営業利益率】

マイクロソフトの営業利益・純利益・営業利益率

営業利益は一時落ち込むこともありましたが、着実に伸ばしてきています。純利益は今ひとつ安定しません。利益率はこれからどんどん上げていってもらいたいですね。30%を常時超える営業利益率はさすがというべきです。

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【Microsoft(MSFT)マイクロソフトのBPS】

マイクロソフトのBPS

BPSは確実に伸ばしています。もっと伸ばしていってもらわないと困りますね。

【Microsoft(MSFT)マイクロソフトのキャッシュフロー】

マイクロソフトのキャッシュフロー

キャッシュフローは素晴らしい伸びを示しています。じゃんじゃん金を回してどんどん利益を稼ぎ、投資家に還元してもらいたいものです。特にフリーキャッシュフローの伸び率には目を見張るものがあります。

【Microsoft(MSFT)マイクロソフトのPER・PBR・配当利回り】

マイクロソフトのPER・PBR・配当利回り

PERは急激に上がってきています。割安の粋をとうに超えて割高の域に入ってきています。配当利回りはどんどん下がってきていますね。とにかく利益を稼いで還元してもらいたいものです。

【Microsoft(MSFT)マイクロソフトのROEとROA】

マイクロソフトのROEとROA

マイクロソフトのROEを見てみましょう。

ROEは過去40%台という驚異の推移を見せていましたが、徐々に下げてきており現在は20%台をウロウロしています。20%でも十分に高いのですが、ROEは継続的に伸びていくことが望ましいのでこの下落傾向は許容できません。ROEを意識した経営をしっかりとやってもらいたいものです。

【Microsoft(MSFT)マイクロソフトの発行済株式数】

マイクロソフトの発行済株式数

発行済株式数は年を追うごとに順調に減少してきています。どんどん自社株買いをやってもらいたいと思います。発行済株式数が減少すると,一株あたりの利益が上がりますので株価も成長すると思われます。

【まとめ】

コンピューターを操作する女性2

さて、いかがだったでしょうかマイクロソフトは。

ゲイツの築いた麻薬的ソフトウェアWindows。いまとなっては我々はマイクロソフトの製品なしでは生きていけない生活となっています。堀を囲まれてしまいましたね。他にもOfficeやAzure、Xboxなど、ITが進化し続ける昨今、お客となるカモは世界中にいます。Microsoftにとって市場は全世界です。IoTが進化をし始めた近年、これからもITは重要なツールの位置付けとなっていくことは間違いありません。Microsoftにはしっかりと利益を上げてもらい投資家に還元してもらいたいですね。非常に安定した経営を続けることのできる企業だと私は見ています。

日本企業のみならず世界に存在する企業のPCにはマイクロソフト製品が必ずと言っていいほどインストールされています。つまりマイクロソフトにとって世界中がカモなのです。

マイクロソフトの10年後の株価を予想しました。10年後もマイクロソフトは果たして成長しているでしょうか?

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