【雑記】金持ち父さんを読んでみた
金持ち父さんを読んでみた
図書館を歩いているとふと気になる本を見つけました。金持ち倒産父さんシリーズは、今までつまみ食い程度に読んでいたが、コレは読んだことがなかった。金持ち父さんシリーズのひとつ「金持ち父さんのこうして金持ちはもっと金持ちになる: 本当のフィナンシャル教育とは何か?」。すごく直接的な本のタイトルですね。
金持ち父さんは不動産推しなので、自分とは縁がないかとも思っていたけど、結構ためになる内容だったので備忘録として残します。
クワドラントとは、、、、
「quadrant」。いきなり難しい単語だ。クワドラント。辞書を調べてみると、「四分円」「象限」などという意味がある。象限とは数学でやったアレだ。クワドラントには4つあり、それぞれ以下のようなもの。
- Employee (E):従業員
- Self-Employed (S):スモールビジネスのオーナーまたは自営業者
- Big Business Owner (B):従業員500人以上のビッグビジネスのオーナー
- Investor (I):プロの投資家
衰退真っ只中の日本企業で働く社畜サラリーマンは紛れもなく「Employee (E)」である。金持ち父さんは左側(E,S)ではなく、右側(B,I)へ行くことを勧めている。左のクワドラントにいればいるほど税金を多く取られ、いつまで経っても金持ちになれない。
最も税率が安いのがInvestor (I)。次いで、Big Business Owner (B)。その次がEmployee (E)。最後にSelf-Employed (S)だそうだ。税金とは国が捲き上げる自動徴収システムである。国・政府は政府の意向に貢献するビジネスオーナーや投資家には税制面で優遇する。そのため税金が安い。従業員や自営業者などの不必要な存在には多額の税金を課す。
- Investor (I):税率 0%
- Big Business Owner (B):税率 20%
- Employee (E):税率 40%
- Self-Employed (S):税率 60%
サラリーマン(従業員)というのは結局のところ、時間の切り売りであって労働によって所得を得る。そして得た所得分だけ支出する。収支ゼロである。それではお金は貯まらない。当然である。
お金に関する大事なこと
ファイナンシャル教育は自己防衛のための手段の一つ。
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- お金に対する姿勢
- 「私はお金には興味がない」。日本人はこのパターンが多そうだ。日本では、人前でお金のことを話すと嫌われる傾向がある。汚い人だと思われるようだ。そんな事を思っていたらお金持ちにはなれないだろう。
- 教師選びは賢く
- 子供の頃は、先生は選べなかった。しかし、大人になった今どんな人を教師として選ぶかは自分の自由。優秀な人を自分の教師にしたい。
- お金の言葉を学ぶ
- お金の世界にはお金の言葉がある。不動産の世界では不動産の言葉。株の世界では株の言葉。言葉を学ぶことはタダ(無料)。その世界における言葉を学ぶことが大事。
- 大人になったら何になりたい?
- 最終到達点のIクワドラント「Investor」になるためにはファイナンシャル教育が必要である。
- 税金が金持ちをさらに富裕にする
- Iクワドラント「Investor」が払う税金は最も少ない。なぜなら、法律を作っているのがIクワドラント(Investor)だから。誰でもIクワドラント(Investor)の税金のルールを利用することができる。
- 借金はお金だ
- 借金には良い借金と悪い借金がある。金持ちは良い借金をして資産を得る。貧乏人はクレジットカードを多用する。中流層は借金をして、家・車・学資ローンなどの負債を買う。
- あなたの成績表
- 銀行はあなたの学歴など一切考慮しない。東大出の無一文貧乏人より、高卒の超金持ちの方が銀行には好まれるのだ。銀行に好かれるようなあなたの財務諸表にしよう。
- 学習の円錐
- エドガー・デールの学習の円錐というのがある。学ぶには聞くより、本を読むより、実際やってみることが最も効果がある。そして失敗から学ぶことが大事。
この本から学んだことまとめ
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借金には良い借金と悪い借金がある。金持ち父さんは、日本ではなく海外の事例だが、借金をしてキャッシュフローを生み出す不動産を購入するのは有効であることが書いてある。金持ち父さんは不動産で金持ちになった。キャッシュフローを生み出すという点では、株式の配当金も同様か? しかし、「株買うのでお金貸してください」では銀行はお金は貸してくれないだろう。
「学校」というのは従業員を育成するための場。たくさん勉強して、いい学校に行って、いい会社に入り、車やマイホームを買い、長期投資をする。世間一般ではこれが当たり前のこととして捉えられているが、これが幸せを招くわけではない。結局のところ、社畜になるための養成プログラムのようなもので、「従業員」になるためには最適な教育だ。ここから抜け出すためには、クワドラントのInvestor (I)を目指し、ファイナンシャル教育を自ら学ばないといけない。日本ではお金のことは学校では教えない。自ら学ばないと搾取され続けることになる。キャッシュフローを増やすことが大事。自分なりの財務諸表を作ってみよう!
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